お知らせ
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6月

園だより

『朝礼の話から』


 5月も各学年それぞれ予定されていた活動を無事に終えることができ、毎日の生活に少しゆとりが感じられるようになりました。中でも年中組の葛西臨海水族園への親子遠足は朝早くの出発でしたが、驚きと笑顔があふれる楽しい一日となりました。保護者の皆様には心よりお礼を申し上げます。
 今月は、園児たちと先生たちの朝礼で、私が話した内容について書かせていただきます。5月7日の年中・年長の朝礼は雨天のため、遊戯室で行われました。私からは少し長くなりましたが、国旗と国歌について次のように話をしました。正面に日本の国旗を掲げ、この日の丸は太陽を表している。今日のように雨が降っていても、毎日必ず空に上っている。そして、万物を公平に照らし、私たちが毎日食べているお米、野菜、果物などを育ててくれている。太陽がなければ、私たちは生きていけない。国旗の掲揚は昇る太陽を表している。
 国歌「君が代」については、私たちの幸せをお祈りして下さっている天皇陛下を中心に、日本という国が平和で発展していくようにとの祈りが込められている歌である。『古事記』によれば、天照大神はご皇室のご祖先であり、太陽の神様でもある。このような理由によって、麗澤幼稚園では国旗掲揚は気を付けの姿勢で、元気な声で「君が代」を歌い、終われば「ありがとうございます。今日も一日頑張ります」と感謝の言葉を伝えている、と話しました。
 先生たちも毎日朝礼を行っていますが、例えば5月15日には、92年前の今日、犬養毅首相が殺害された「5・15事件」が起きた日であることを伝え、お孫さんの犬養道子さん(2017年ご逝去)の話をしました。犬養さんは、長年にわたり世界の飢餓や難民救済活動にご尽力をされた方ですが、2000年に麗澤幼稚園の名誉園長に就任されました。園長室には犬養さんから先生方へのメッセージが掲げられており、そこには「幼稚園は、園児たちに人生最初の社会生活を体験させ、美しいものへの感動、嬉しいことへの驚き、お互いに仲良くすることの喜びを味わわせる場所であり、皆さんの使命は大学教授の使命よりずっと大きい」と書かれています。今一度、この言葉を思い起こして、お互いに頑張りましょうと伝えて話を終えました。 

園長 竹政幸雄

保育のねらい

[年少組]
  • 園生活のルールを確認し、約束事を守る大切さを知る。
  • 自分から元気に挨拶をする。
[年中組]
  • 友だちや保育者とのやりとりの中で、自分の意思や気持ちを丁寧に伝えようとする。
  • 衣服の着脱や管理について再確認し、意識して整える。
[年長組]
  • 自分の気持ちや経験を発表する楽しさを味わう。
  • 相手の話を聞き、保育者や友だちと言葉で伝え合おうとする。

今月の徳育

[年少組]
  • 両親へ感謝の言葉を伝える。
[年中組]
  • 命の繋がりを知り、両親に感謝の気持ちを言葉で伝える。
[年長組]
  • 家族への感謝の気持ちを持ち、言葉で伝える。