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12月

園だより

 

『いろいろな発表会』

月日の経つのが早く感じられますが、皆さんはいかがでしょうか。師走こそ一日一日を大切に過ごしたいものです。

11月9日、ディズニーランド近くのシェラトンホテルで麗澤各校の卒業生の集まりである大同窓会が開催されました。今年は学園創立90周年、千葉県開催ということで、れいたく幼稚園のチアダンスの園児たちが招待され、かわいいダンスで参加者を楽しく笑顔にさせてくれました。引率して下さった保護者の皆様、ありがとうございました。

11月19日の誕生会では、先生方が「思いやり食堂」という小劇を演じました。今年は年長さんが稲を育て、刈り取り、脱穀、籾摺りまで行ってくれたこともあり、日本人が大切にしてきたお米にまつわる物語でした。「米」という字は「八」「十」「八」からできていて、「ごはん」になるまで「八十八の手間」がかかっている。だから、ごはんを食べるとき「いただきます」と言うのは、「命をありがとう」と「八十八のありがとう」を言っているのと同じなんだよと伝えました。また、天皇陛下におかれては、宮中の水田で自らお田植え、収穫された稲穂を神様に捧げ、その恵みに感謝される神嘗祭、一カ月後の新嘗祭では、神様に新米をお供えし、そこで初めて神様とご一緒に新米を召し上がられるという話もさせていただきました。

11月25日には、2人のピアニストによる演奏会が遊戯室で行われました。イタリアから来日されたジュリアーノ・アドルノさん、そして麗澤高校卒業の平野裕樹子さんの連弾は、園児たちを魅了しました。平野さんは園児たちに、「この曲はどんな動物を連想するか当ててください」と言って、威勢よく走っている動物やゆっくり力強く歩いている動物が思い浮かぶ曲を連弾し、演奏会が始まりました。最後に「となりのトトロ」の曲が流れ始めると、園児たちは大きな声で歌いはじめ、遊戯室は最高潮に達しました。平野さんには「ありがとう」と、そしてアドルノさんには「グラツィエ」(イタリア語)と伝え、40分の楽しい時間を終えました。

幼稚園は今、12月6日、7日の発表会に向けて緊張感と熱気が漂っています。発表会の目的は、お互いに助け合う協調性や表現力を学ぶこと、目標の達成をみんなで喜び合うことなどですが、技術や能力は人それぞれです。園児一人ひとりが自己のベストを出すこと、そしてその姿を親や先生方が共に喜び、褒めることが大切ではないかと思います。どうぞ宜しくお願い致します。         

園長 竹政 幸雄

保育のねらい

[年少組]
  • 簡単な言葉のやり取りを楽しみながら、友だちとかかわって遊ぶ。
  • 防寒着の着脱や管理を行う。
[年中組]
  • 役になりきって表現することを楽しみ、見てもらう喜びや達成感を味わう。
  • 遊びや生活の中で、友だちのいいところを見つけて伝え合う。
[年長組]
  • オペレッタに込められた想いを表現し、友だちと助け合いながらお互いの良いところを認め合う。
  • ヒヤシンスの栽培を通して生命の尊さに気が付き、愛情をもって世話をする。

今月の徳育

[年少組]
  • 「ありがとう」の言葉を積極的に伝え合おうとする。
[年中組]
  • 友だちや保護者と一緒に、季節の行事を楽しむ。
[年長組]
  • 1年を振り返り、自分のことを支えてくれていた身の回りの方や物に感謝する。