年長組「お米づくり」体験
幼稚園のようす
5月から年長組で始まった「お米づくり」。担任の先生のご実家の農家さんからいただいた苗を、子どもたちが一つひとつ丁寧に田んぼへ植えるところから、この体験はスタートしました。
最初は泥に触れることをためらっていた子も、お友だちと一緒に取り組むうちに夢中に。手を真っ黒にしながらも、苗に「大きくなあれ」「ありがとう」の気持ちを込めて植えていました。
夏の間にぐんぐん育った稲は、秋には立派な黄金色の穂に。子どもたちは自分たちの手で収穫し、脱穀や籾摺りといった作業にも挑戦しました。
「お米ってこうやってできるんだ!」「結構大変だなあ。まだお米にならないの?」「楽しい!もっとやってみたい!」
子どもたちは、そのひとつひとつの工程を体験することで、普段当たり前のように食べている「お米」の背景にある、たくさんの人の手間や自然の恵みを知ることができました。
そして本日12月17日――
いよいよ、みんなで育てて玄米にまでしたお米を炊いて、実際にいただきました。
「いつものお米と違う匂いがする!」「色が違う!」「もちもちしてる!」「すごくおいしい!」と嬉しそうな声があちこちから聞こえてきて、「いただきます」の言葉にも自然と心がこもっていたように感じます。
この体験を通して、食べ物を大切にする気持ちや、感謝の心が育まれていったことを実感しました。
これからも子どもたちが「生きる力」を育むことができるよう、日々の保育を大切にしてまいります。



















