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冬休み

園だより

『お互いに助け合い、成長しよう』

 12月6日、7日に行われた発表会はいかがでしたか。歌に合わせて一緒にダンスをしていた年少さん、「発表会は楽しいんだ」と大きな声で歌っていた年中さん、生きて行く上で大切なことを教えてくれた年長さん、園児たちはそれぞれの学年にふさわしい演技を見せてくれました。ある組では、途中で音楽が流れてこなくなり、動きが止まり、沈黙の状態が続きました。けれども園児も先生も少しも慌てる様子を見せませんでした。「次はあの曲が流れてくる」とじっと待ち続ける姿は、何度も繰り返した練習から生まれた信頼感と一体感だったかもしれません。また年長さんの発表の中では、台詞を忘れた友達に隣の人が優しく教えてあげている姿に、3年間積み上げてきた友情の一片を見る思いがしました。園児たちには、この発表会が「思いやりの心」「感謝の心」を体験的に学ぶ機会になることを願っています。

 12月15日には、麗澤中高吹奏楽部部員によるクリスマスコンサートが遊戯室で行われました。「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~」と曲に合わせて歌う園児たちの元気な声で始まり、「サンタが街にやってくる」の曲が始まるとサンタクロースとトナカイの衣装を着た3人の部員が演奏に合わせて踊り、会場が楽しい雰囲気となりました。そして、フルート、クラリネット、サックス、ホルン、ユーフォニウム、トランペット、トロンボーン、チューバなど、それぞれの楽器の音色を聞かせてくれた後、司会者から「今、ある曲を演奏しましたが、わかりましたか?」と尋ねられました。多くの園児が「ドラえもん!」と答えると、「素晴らしい!正解です。」と褒めていただきみんな嬉しそうでした。中高生と顧問の先生には冷たい風が吹く中、昼食を取らずに楽器の搬入、演奏、そして搬出と大変お世話になりました。心より御礼を申し上げます。

 12月19日に行われた終業式では、「お互いに助け合おう」というテーマで話をしました。「人」という漢字を見せ、その語源について説明した後、「人」という字は「人と人が支えあい、お互いに成長する」意味もあることを勇貴先生と演じながら述べ、人は一人では生きていけないので、お互いに協力し、助け合うことの大切さを伝えました。

 最後になりましたが、保護者の皆様には朝の寒い中、大掃除をしていただき本当にありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。 

園長 竹政幸雄