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園だより:2023年2月

園だより

『無垢な笑顔』

 本年1月25日より、中澤裕隆園長の後を引き継ぐことになりました。年度途中の異動となり、保護者の方々には大変ご心配をおかけしたことと思いますが、皆様のご協力をいただきながら、教職員とともに園児の健やかな成長を願い、麗澤幼稚園の伝統を大切に守り、精一杯努力させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

園長に就任してまだ1週間ほどですが、園児の笑顔、そして園庭で園児と一緒に遊んでいる先生方の笑顔を見ていると、ここに教育の根っこがあるのではないかと感じました。園児の笑顔が先生を笑顔にさせ、先生の笑顔が園児をさらに笑顔にさせている。園児の笑顔がすべての教育活動の起点ではないかということです。中・高の教育現場で50年近く勤めてきましたが、恥ずかしながらやっとこのことに気づくことができました。

この気づきを確信したのは、幼稚園の多目的ホールに向かう廊下の壁に掲げられている散文詩でした。その詩は、「光り輝く宝石は とっても美しいけど 子どもたちの無垢な笑顔は もっともっと美しい」で始まりますが、「子供たちの無垢な笑顔」に強く引きつけられました。「無垢」は仏教用語で、煩悩のけがれがなく、清らかなという意味です。私たちは大人になるにつれてこの純粋無垢な心が失われていくと言われます。子どもたちの無垢な笑顔こそ、私たち大人に求められている力ではないでしょうか。

幼稚園の先生方は園児たちの無垢な笑顔をそのまま受け入れ、そしてそのまま返しています。毎日、たくさんの笑顔をいただいている先生方は本当に幸せだと思います。この循環を大切にして、その基盤の上に様々な教育活動を展開すれば、それらは園児たちの心に素直に入っていくのではないでしょうか。

この自然豊かな学園で、保護者と園児と教職員が一体となって笑顔あふれる大家族になるよう微力ながら精進させていただきます。

園長 竹政 幸雄

保育のねらい

[年少組]
  • 身の回りにあるものの性質や仕組みについて興味を持つ。
  • 身支度や所持品の管理を最後まで自分でやろうとする。
[年中組]
  • 身近なものに注目し、友だちと新たな発見を喜び、充実感を味わう。
  • けじめをつけて話を聞き、時間を意識して行動しようとする。
[年長組]
  • 卒園や就学に向けて気持ちを高め、前向きに自信をもって活動に取り組む。
  • 周りの状況を判断し、自主的に率先して動こうとする。

今月の徳育

[年少組]
  • 日本の成り立ちや文化を知り、感謝の気持ちを育む。
[年中組]
  • 感謝の気持ちをもって、周りの人のために自分の役割を果たそうとする。
[年長組]
  • 下級児や周りの人に思いやりをもって接し”恩送り”をしようとする。