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園だより:2023年7月

園だより

『園児の親心』

早いもので、新年度になって3ヶ月が過ぎました。年少さんたちも年中、年長さんとのふれ合いを通して、れいたく幼稚園の園児としての自覚が芽生え始めています。

6月7日、年少さんの「ラグビー場で遊ぼう」がありました。思いっきり走り回り、年中さんと楽しい時間を過ごし、園舎に戻って来た時のことです。園長室の前の廊下を数人の男の子がバタバタと走って保育室に戻ろうとしていました。後ろの方から、女の子の声が聞こえてきました。「走らないよ!」と注意する声でした。日ごろから園児たちは、廊下を走ると転んでけがをしたり、誰かとぶつかりお互いにけがをしたりするので、「廊下は走らないよ」と指導されているのでしょう。

怪我をしたら、自分が痛い目に合うだけでなく、親も心を痛めることになるので、「怪我をしたら、親が悲しむ、親が心配する」と考えられる子になってほしいです。「走らないよ!」と注意していた女の子が、子どもに注意している母親のように感じられました。きっと年中、年長になったら、「走らないよ。皆が心配するよ。」と言えるようになるのではないでしょうか。

6月20日、麗澤高校が交換留学を行っているオーストラリアのTLC(Trinity Lutheran College)の生徒21名が幼稚園を訪ねてくれました。年中・年長さんたちと保育室や園庭での自由遊びや英語サークルタイムへの参加など、言葉の壁を少しも感じさせない楽しい交流ができました。これからもブラジルや台湾などから高校生達の来校が予定されています。ぜひ幼稚園も訪問してもらって、園児の国際感覚を芽生えさせてくれることを願っています。

6月23日付けの園日誌に、「今日で全学年とも保育参観と懇談会が終わりました。これであと3年間は、『だいすきなパパママ』の歌は弾かないんだなと思い、少し淋しくなりました」と日直の先生の感想が書かれていました。「なぜ3年間?」と尋ねたら、「父母の日の集いの歌は3種類あるからです」と教えてくれました。子どもたちを卒園させたある保護者が、「親が一番感動するのは幼稚園。赤ちゃんから幼児への成長を一番純粋に喜べるのも幼稚園」と仰ってましたが、先生たちも園児から感動と喜びを頂いています。

園長 竹政 幸雄

保育のねらい

[年少組]
  • 園で様々な遊びや活動を通して、相手にも気持ちがあることを知る。
  • 自ら進んで身の回りのことに取り組もうとする。
[年中組]
  • 周囲の状況をよく見て、その状況に合わせた行動を考えようとする。
  • 保育者の話を最後まで集中して聞き、けじめをつけて活動に参加する。
[年長組]
  • 活動を楽しむ中で、しなければならないことを自覚し、責任をもってやり遂げようとする。
  • 自分のことは自分で行い、衣服の着脱や水分補給等の体調管理に努める。

今月の徳育

[年少組]
  • 挨拶の大切さを知り、自分から挨拶をしようとする。
[年中組]
  • 相手の気持ちを考えて思いやり、自分の気持ちを言葉で伝えようとする。
[年長組]
  • 両親や身の回りの人に支えられていることに気づき、感謝の気持ちをもって活動に参加する。