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冬休み

園だより

『2学期を振り返って』

 様々な行事が行われた2学期でしたが、保護者の皆様のご協力をいただき、無事に終えることができました。心より御礼を申し上げます。運動会、さつまいも掘り、筑波山登山、発表会などは、子どもたちの日々の学びを発表する場であるとともに、保護者の皆様には練習の成果をご覧いただく機会でもありました。皆様から頂戴した感想やご意見を真摯に受け止め、来年度に活かしてまいります。数年間のコロナ禍でほとんどの行事が中止となり、これまで味わったことのない悔しい思いをした記憶が鮮明なだけに、一つひとつの行事を実施できることが「あたりまえ」ではないと気付くことができ、感謝と喜びを痛感しました。

 発表会は、本番だけでなく、その前後で年少、年中、年長の子どもたちが兄弟、姉妹のようにお互いに交流する機会となっています。特に年長さんたちが、代々受け継がれてきた無形の財産を年少、年中さんに伝えようとしている健気さに深く感動しました。社会の進化は、先人の意志を正しく受け継ぎ、それを少しでも発展させ、次の世代に伝えることであり、その原点は幼稚園かもしれません。

 2学期の終業前、園児たちが大掃除をしてくれました。1学期の大掃除の時、「もっときれいにしたくなった」と言ってくれた年少の言葉を思い出しました。今回、廊下だけでなく、自分で狭いところの窓ガラスなどを力強く拭いている年長の姿を見て、「さすが、年長さん」と嬉しくなりました。そこには、「きれいにしよう」という気持ちが伝わってきて、私も思わず一緒になって雑巾がけをしていました。園長室前まで戻ってきた時、一人の男の子に「園長室もきれいにして、いいですか」と尋ねられたので、「いいですよ」と答えたら、5人ほど入って来て、ソファーとソファーの間にある長いテーブルの下に潜り込んで床を拭くなど、短い時間でしたが、懸命にきれいにしてくれました。3年間で体も心も着実に大きくなると実感できました。

 終業式の園長のことばの中で、「新年を迎えるにあたり、大掃除をするご家庭があると思います。皆さんも自分に出来ることは何かないか、お家の人に尋ねてみて、お手伝いをしましょう」と話しました。お子様にできることがあれば、よろしくお願い致します。 

                       園長 竹政 幸雄