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4月

園だより

『日々新たに』

 天候に恵まれた3月15日、心も体も大きくなった52名の年長さんたちが卒園していきました。卒園児が「さよなら ぼくたちの ようちえん」を大きな声で歌い始めると、保護者だけでなく園児も涙を浮かべていました。きっと3年間の様々な思い出がよみがえってきたのでしょう。

 卒園記念文集『れいたくっこ』に、「毎日お弁当を残さず食べてくる〇〇くん。『おいしかった』の一言がこんなに嬉しい事だと気付かされ、私も成長させてもらいました。長い通園時間も今では大切な宝物です。彼を暖かく見守り育ててくれた先生方、保護者の皆様本当にありがとうございました。」という保護者のメッセージが載っていました。

麗澤幼稚園のホームページには、「幼児期は子育ての中で『たいせつな一瞬』の塊のようなもの。こんなにも毎日成長を実感できる、大変だけど子育てを全力で楽しめる期間はもしかしたら今だけかもしれません」と書かれています。「長い通学時間も今では大切な宝物です」の言葉は、一方で、辛いこと、苦しいことを乗り越えたからこその達成感であり、全ての保護者も同様の気持ちではないでしょうか。心より御礼申し上げます。そして、お子様たちの記憶にも、親の愛情としてずっと残り、今後の活躍の原動力になることを祈っています。

 さて、桜の開花とともに新年度が始まりました。保護者の皆様におかれては、新たに年中、年長さんになったお子様にどのような期待と願いをかけておられるでしょうか。創立者廣池千九郎は、麗澤の意味について「麗澤とは、太陽天に()かりて、万物を恵み(めぐみ)(うるほ)し育つる義なり」と記しています。太陽は、暗闇を照らす光すなわち知恵と温かい熱すなわち慈悲とを併せもち、全ての生き物を分け隔てなく育てようとしている。この太陽のような心を私たちの生き方の指針にしてほしいというのが創立者の願いであり、麗澤に込められた意味です。園児たちには、友達との触れ合いの中でピンクのハート(感謝、思いやり、自立)をどんどん使って大きくしてほしいと願っています。

 4月12日には入園式が行われます。年中、年長さんには、年少の頃を思い出して、年少さんが笑顔になれるようなお手伝いをしていただけると嬉しいです。そして、「麗澤幼稚園の歌」にある「みんな なかよく たすけあう たのしい れいたくようちえん」を目指して、お互いに頑張ってまいりましょう。     園長 竹政幸雄

保育のねらい

[年少組]
  • 新しい環境に慣れ、保育者に親しみをもつ。
  • 園生活の流れや基本的生活習慣を覚える。
[年中組]
  • 進級した喜びを味わい、新しい友だちや保育者と安心して過ごす。
  • 園生活での約束を再確認し、守ろうと意識する。
[年長組]
  • 進級した喜びを感じながら、新しい友だちや保育者とのかかわりを楽しむ。
  • 基本的生活習慣を再確認し、園生活の見通しを持って過ごす。

今月の徳育

[年少組]
  • 両親から離れ、自分の力で頑張れた経験を通して自信をつける。
[年中組]
  • 相手の目を見て、自分から進んで挨拶をしようとする。
[年長組]
  • 年長児になった自覚をもち、自分から元気よく挨拶をしようとする。