お知らせ
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1月

園だより

過去からの贈り物

穏やかな天候に恵まれ、令和7年が幕開けとなりました。保護者の皆様には良い年を迎えられたことと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。振り返れば、昨年の元旦には能登半島地震が起き、多くの犠牲者や被害の状況に深く心を痛められ、救済に向けての支援と祈りを捧げられたのではないでしょうか。私たちはいつ、どこで、どのような災害に遭遇するか予期できません。廣池幹堂理事長は、「危機管理とは、考えられないことを考える、考えたくないことを考える」と若泉敬先生の言葉をよく引用されておられますが、日頃から危機に対する想像力を養い、防災への備え、平穏な日常生活への感謝を忘れないようにしたいものです。

昨日、3学期の始業式が行なわれました。私からは、「プレゼントには、2つの意味がある」という話をさせていただきました。以下は、その概略です。

園児の皆さんは、誕生日やクリスマス、またよく頑張った時などにプレゼントをもらいますね。「プレゼント」という言葉は英語であって、日本語では「贈り物」という意味です。実は英語のプレゼントには、もう一つの意味があります。それは、「今・現在」という意味です。年長さんは年少、年中を体験して、4月からは小学生になります。この時間の流れを線で表わすと、このようになります。(白板に横線を引き、過去、現在、未来を記す)現在の自分は、過去からの流れの先頭に立っています。過去がなければ現在の自分はいません。また現在の自分がいなければ、もちろん未来の自分もいません。今の皆さんは、自分の頑張りもありますが、何と言ってもお父さんお母さんが大切に育てて下さったお陰ですから、今の自分は親からのもう一つのプレゼントです。皆さん、誕生日がきたら、何か贈り物をいただく前に、「お父さん、お母さん、ありがとう」と伝えて下さい。そして、自分の言葉で嬉しかったことや出来るようになったことなどを伝えて下さい。きっと喜んで下さると思います。今朝は、プレゼントには「贈り物」と「今の自分」の2つの意味があるという話でした。

さて、3学期はとても短いですが、1年間を締めくくる大切な学期でもあります。4月になれば、年少は年中に、年中は年長に、そして年長は小学生となるので、目標を立てて一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。本格的な寒さはこれからだと思います。体調にはくれぐれも気を付けてまいりましょう。                        

園長 竹政 幸雄

保育のねらい

[年少組]
  • 身の回りにある文字や図形・標識に注目し、興味をもつ。
  • 防寒着の扱い方を確認し、自分で着脱しようとする。
[年中組]
  • 文字や数字に触れる経験を通して、興味関心を持ち、自ら使おうとする。
  • 進級への期待を高め、けじめをつけて園生活を送る。
[年長組]
  • 園のリーダーであるという自覚をもち、お手本となるような行動を意識する。
  • 先の見通しをもち、友だち同士で考えて協力しながら活動に参加にする。

今月の徳育

[年少組]
  • 先の見通しをもち、友だち同士で考えて協力しながら活動に参加にする。
[年中組]
  • 自分の仕事に責任を持って取り組む中で、やりがいや人の役に立つ喜びを感じる。
[年長組]
  • 相手にも意見や気持ちがあることを理解し、耳を傾けて、受け入れようとする。