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夏休み

園だより

「なぜ」を知ろう

 今日は、令和8年度一学期の終業式です。お子様にとっては、どのような学期でしたか。終業式では、2つの話をしました。一つ目は、「まんりょう」に書かれている「今月の徳育」の振り返りです。どの学年にも共通する徳育の目標は4月「挨拶をする」、5月「感謝の気持ちを持つ」、6月「親孝行について考える」、7月「思いやりの心を持つ」でした。園児たちには目を閉じて、それぞれの目標について「自分は達成できた」と思うなら、手を上げてもらいます。手を上げなかった人の中には、自分の目標レベルが高かったからかもしれませんが、更なる向上心を持って頑張ってほしいです。

 二つ目は、パラオ共和国の国旗に込められている意味についてです。パラオの国旗は日本の国旗とよく似ていますが、それは「なぜ」なのか。以下の内容は名越二荒之助氏の『世界に生きる日本の心』を参考にして書いたものですが、園児たちには簡単な表現で説明しました。

 ドイツの植民地だったパラオは、第1次大戦後に日本の統治下となった。移住した多くの日本人は効果的な農作業の指導や学校を建てるなど、パラオの人々と同じ立場で汗を流した。しかし第2次大戦がはじまると、ペリリュウ島とアンガウル島は戦場となった。島民は日本軍と一緒に戦う決意を持っていたが、守備隊長の中川大佐は、島民を本島に避難させ、日本軍だけで戦った。武器・弾薬・食料の補給もない中、70数日間戦い、最後には「サクラ・サクラ」の電報を打って玉砕した。戦いが終わって島に戻った島民は、いたるところに散乱している日本人の遺体を見て涙を流した。島民たちは遺体を埋葬し、その後も慰霊を欠かさなかった。        

 パラオは昭和56年にパラオ共和国として独立し、国旗も定められた。「黄色の丸」は満月を表している。月は太陽の光で輝くことができる。日本人のお陰でパラオは豊かになれた。この恩を私たちは忘れない。そして、月が中心より少し左にずれているのは、これからも日本を手本にしたいという尊敬と謙虚な心を表現していると言われている。

8月15日は終戦の日です。園児に日本を大好きになってほしいとの願いから、パラオ共和国の国旗に込められた意味の話をさせていただきました。事故や怪我も無く、楽しい夏休みを過ごされますようお祈り申し上げます。     

園長 竹政 幸雄