お知らせ
NEWS

園だより:2021年冬休み

園だより

『子ども達と楽しく新年の準備を!』

 先日は、2学期最後の大きな園行事「発表会」へのご協力をありがとうございました。コロナやノロウィルスの心配もなく、発表会の当日を迎えることができ、心から感謝しました。発表会のねらいは、「各クラスが1つのものを作り上げる楽しさを味わいつつ、皆で協力してその取り組みの成果を発表する」「保護者の参観を得て、子ども達の成長を共に喜び合う」の2つです。当日はどのクラスも今までで最高の舞台となり、今なお、その余韻に浸って楽しむ子どもたちの姿から、そのねらいは達成できたと嬉しく思っています。保護者の皆さんにたくさん褒めてもらい、自信をつけた子ども達。先日のマラソンの時間では、「走る私を見て!」と言わんばかりに、笑顔で駆け抜ける逞しい姿に感動しました!また、父母の会の皆さんが、園舎の大掃除で窓などをピカピカにして下さった日、年長組も大掃除を行いましたが、その掃除への取り組みが今までとは違っており、びっくりしました。ある子は園長室に来て「僕、掃除が楽しくてしかたがない!」と言いながら、ソファーの下まで潜り込んで拭き掃除をしてくれました。掃除は、掃除をする人の心まで磨きます。2学期の終わりに心磨きもでき、本当によかったと二重の喜びでした。ご家庭の大掃除も、ぜひ子ども達の力を借りて下さい。この子ども達の心の成長は、保護者の皆様の温かい励ましと支えのお蔭であると、心より感謝し御礼申し上げます。

本日で無事に2学期も終了し、明日から冬休みに入ります。オミクロン株が流行せず、クリスマスや帰省等の楽しい計画が実施できますよう願っています。あと  10日程で新年を迎えます。大掃除をして門松を立てる、おせち作りや鏡餅を供える、初詣に行く、お雑煮をいただく…、こうした一連のお正月行事は、新年の神様である「年神様」を家に迎え入れ、もてなし、見送るための行事として、古来より大切にされてきました。そして年神様は、新しい年の幸福や恵みと共に、私たちに魂(生きる力、気力)を分けて下さると考えられてきました。現在のお年玉はお金が主流ですが、もともとはお餅でした。お正月に迎え入れた年神様の御魂(みたま)は鏡餅に宿り、1年分の年魂(としだま)となり、これを一家の家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与えてきたのがお年玉のルーツです。また「お雑煮」はこの年魂を食べるための料理で、餅を食べることで身体に魂を取り込む、という意味があるそうです。お正月を迎える準備は、ぜひお子さんと一緒に楽しみながら行い、日本の伝統や先人の思いを伝えてまいりましょう。ご家族お揃いで、良い新年が迎えられますよう、また来年こそコロナが終息するようお祈りしております。

園長  岡田 喜