園だより:2022年1月
『目標づくりで、有終の美をめざしましょう!』
明けましておめでとうございます。年末から東北や日本海側は大雪に見舞われ、関東地方も冷たい北風の吹く元旦でしたが、皆様にはご家族お揃いで、良い新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。久しぶりに帰省ができ、ご両親と共に新年を迎えられたという方もいらしたことでしょう。今年こそコロナが終息に向かい、皆様にとって夢や希望に輝く年となりますよう、切に祈りたいと思います。
私事になりますが、我が家は結婚以来、遠く離れて暮らす四国の両親に、私達の近況を報告し安心してもらおうと、葉書に家族で寄せ書きをして、毎日送ることを目標にしていました。両親はそのことで、まるで一緒に住んでいるようだと大変喜んでくれました。その両親も、今は天寿を全うしました。実家では母の荷物がそのままでしたので、妹と思い切って整理をしようと昨年末、久しぶりに四国へ帰省しました。その折、私達が送った葉書を、母が段ボール箱に大切に保管していたのを見つけたのです。埃をかぶったその箱を開けると、私達の近況文の傍に、幼い息子の文字や、当時大流行だったキン肉マンの絵を書いた葉書が出てきて、私の心は40年前にタイムスリップしました。子ども達を授かった時の喜びや、やんちゃな次男が2m以上落下して緊急入院した大騒動など、日々の出来事やその時々の心情が綴ってあり、ぜひ息子達にも見せてやりたいと自宅に送りました。岡田家の歴史が詰まった葉書の山は、まさに母からの最期のプレゼント!わが子を想う母の愛をこんな形でいただくことになろうとは…。私には、とても超えることのできない母の偉大さを改めて実感し、今後も、母のような大きな親心を目指して生きていこうと、心に強く誓いました。
「一年の計は元旦にあり」と言われます。皆様のご家庭でも「今年はどんなことを頑張ろうか?」と話し合ったことでしょう。3学期は進級や進学に向け、1年のまとめをする大切な学期です。ですから、3学期の目標作りがとても大切です。具体的で、少しの努力を要する達成可能な目標がよいと思います。できれば、親子で目標作りに挑めると素敵です!ご家庭でも励ましの言葉をかけていただき、目標を達成することで大きな自信と希望を胸に卒園・進級できますよう、私達も共に力を尽くします。また子ども達には、ご両親や周りの多くの方達の支えがあって楽しい園生活が過ごせていることを伝えてまいります。目に見えない支えにも感謝のできる心を育て、皆が感謝の心で3学期の最終日を迎えられますよう、私も大きな温かい母心で努力致します。
園長 岡田 喜
保育のねらい
[年少組]
- 身の回りのものの性質やしくみに興味を持ち、様々な不思議に気が付く。
- 寒さに負けず、戸外で元気に遊ぶ。また季節の遊びに親しむ。
[年中組]
- 遊びや活動を通して、文字や数量に興味をもち、親しもうとする。
- 自分の役割に責任をもち、最後までやり遂げようとする。
[年長組]
- 友だちや保育者とのかかわりの中で、相手の気持ちやその先の出来事を予想する力を育む。
- 自分で決めた目標にむかって、達成できるように努力を継続しようとする。
今月の徳育
[年少組]
- できるようになったことに自信を持ち、少し難しいことにも挑戦しようとする。
[年中組]
- 小さい子や困っている人に対して、優しく接しようとこころがける。
[年長組]
- 園のリーダーとしての自覚をもち、お手本となれるような行動をする。