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園だより:2022年12月

園だより

『日本代表にも負けない麗澤幼稚園児たち』

 学園の木々の葉が真っ赤、黄色、黄土色などに染まり、いよいよ冬の到来を感じさせる季節となりました。

園内には珍しい木々がたくさんありますが、10月、11月でも花を咲かせる桜があります。「十月桜(ジュウガツザクラ)」といいます。十月桜とは、「江戸彼岸(エドヒガン)」と「豆桜(マメザクラ)」をかけ合わせた「小彼岸桜(コヒガンザクラ)」を原種とし、江戸時代に園芸品種として生まれたといわれています。そのため、野山に自生していません。白色やピンク色の八重や半八重の花を10月~11月頃に咲かせることから十月桜の名前がつきました。秋だけでなく、春にも少し大きな花を咲かせるそうです。

さて、11月20日から世界最大のスポーツの祭典、「サッカーワールドカップ・カタール2022」が始まりました。サッカーワールドカップは、オリンピック以上に規模が大きく、前回のロシア大会では約35億人が視聴したといわれています。世界人口の2人に1人が視聴したことになります。

そんなワールドカップに初めて日本代表が出場したのは、1998年の「フランス大会」に遡ります。その時は、予選で全敗(3戦3敗)を喫し敗退しました。あれから、7大会連続出場を果たし、今大会ではサッカー超大国のドイツを破るまでの成長を遂げました。1986年メキシコ大会のころから観戦し始めた私にとって正に隔世の感を覚える奇跡のような大勝利です。

幼稚園では、いよいよ今週末に「発表会」を迎えます。担任の先生と園児が心を込めた手作りの作品を発表します。題材選びから始まり、セリフ、振り付け、メロディー等全てを一つひとつ作り上げました。先生も園児も本当に真剣に取り組みました。ワールドカップでは日本がドイツを破りましたが、それはきっと準備段階から真剣に取り組み、監督と選手が勝利に向けて一丸となったからだと思います。麗澤幼稚園の園児は、サッカー日本代表選手に負けないくらい、発表会に向けて真剣に取り組みました。これまでの練習の成果が十分に発揮できるように、ぜひご家庭でも励ましてあげて下さい。必ず、子ども達は自信を持って本番を迎えることができると思います。

園長 中澤裕隆

保育のねらい

[年少組]
  • 保育者と一緒に考えながら、自分の気持ちを相手に伝えようとする。
  • 身だしなみを整えようと意識する。
[年中組]
  • 伝え方を工夫しながら、経験したことや考えたことを自分の言葉で発表し、充実感を味わう。
  • 相手の話に耳を傾け、共感することや譲り合うことの大切さを知る。
[年長組]
  • 身の回りの命について考えて知り、慈しみながら大切にする。
  • 年長児としての自覚をもち、しなければならないことに責任をもって取り組む。

今月の徳育

[年少組]
  • 相手の言葉に耳を傾ける。
  • 2学期を振り返り、周りの人やものへありがとうの気持ちを育む。
[年中組]
  • 相手の立場に立って物事を考え、下級児やクラスの友だちに優しくかかわろうとする。
  • 1年を振り返り、家族や周りの人への感謝の気持ちを育み、言葉で伝えようとする。
[年長組]
  • 1年を振り返り、支えてくれた人に感謝の気持ちをもち”おかげさま”の心を育む。