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園だより:2017年6月

園だより

『創立記念日によせて』

 6月4日は創立記念日です。昭和55年スタートですから、37周年となります。先だって年長組は、創立記念日を前に創立者である廣池千九郎先生の墓所へ行き、幼稚園を創って下さったことへの感謝の気持ちや、元気に頑張るのでこれからもお見守り下さいとご挨拶をしてきました。また、千九郎先生はどんな先生だったのかを学びに、廣池千九郎記念館へも足を運びました。記念館の方が「親孝行な人に悪い人はいない。親孝行な人は、必ず世の中の役に立つ、立派な人になります。千九郎先生は、お母さんからそう教えてもらい、お父さんお母さんのことを大切にしました」と、子ども達の心に届くようにわかりやすくお話してくださり、子ども達は一生懸命聞き入っていました。千九郎先生が勉強された3万冊余りの本を閲覧した時は、「すご~い」と驚きの声が上がりました。

8年ほど前になりますが、両親共が廣池千九郎先生にお仕えし、千九郎先生本人に名前をつけていただいたという方から、お話を聴く機会がありました。幼少の頃、お母さんやお姉さんと共に千九郎先生とお食事をご一緒したこともあったようです。食後、千九郎先生とお母さんが話をしている周りを、ちょろちょろと走り回っては千九郎先生の肩をちょんと叩き、そのことをお母さんに再三注意されてもやめなかった時「この子は落ち着きがないから、よほど注意して育てないといけないよ。」と、お母さんは千九郎先生から大きな宿題をいただいたそうです。考えたあげく“いつも心に神様を抱かせ、神様とお話ができる子に育てよう”と、わざわざ遠方のキリスト教の幼稚園に通わせることを決めました。「遠い道だけど、ぼんやり歩いてはいけませんよ。神様が見ていて下さいますよ。何か1つでもよいから良いことをしていらっしゃいね。」と、毎朝送り出してくれたそうです。帰宅後おやつの時間に、おばあさんの荷物を持ってあげた話などすると「よかったね。神様に貯金をしようね」と言って、貯金箱にお金をいれてくれ、「先生によいことに使っていただきましょうね」と話しながら千九郎先生のところへお届けしたそうです。「母のお蔭で“神様と対話しながら生活をさせて頂く”という心を育ててもらい、今日に至っています。」と話を結ばれました。

創立記念日によせて、8年前にお聴きしたお話を、お姿と共にふと思い出しました。千九郎先生の温かい御心と共に、どんなことも感謝して受け止められる素直な心をもった子に育てていきたいと思ったことでした。                                    園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 正しい姿勢を再確認し、意識しようとする。
  • 保育者や友だちとのかかわりの中で、自分の気持ちを言葉で伝えようとする。
[年中組]
  • 遊びや活動を通して、クラスの友だちとのかかわりを楽しみ、友だちの輪を広げていく。
  • 身の回りの整理整頓や片付けを進んで行う。
[年長組]
  • 友だちと一緒に、遊びや活動を進めていく楽しさを味わう。
  • 1日の活動の見通しを持って、今やるべきことを考えながら行動する。

今月の徳育

[年少組]
  • 両親への感謝の気持ちを持つ。
  • 相手の目を見て話をしたり、聞いたりする。
[年中組]
  • 両親や周りの人たちへの感謝の気持ちを持ち、伝えようとする。
[年長組]
  • 両親や身近な人へ感謝の気持ちを持って過ごす。