『非常時だからこそ、気持ちを明るく前向きに！』

園舎前のしだれ桜が、今年も子ども達の進級と入園をお祝いするかのように見事に咲いてきました。ご進級の皆さま、そして新しく仲間入りをされる保護者の皆さま、ご進級ご入園を心よりお祝い申し上げます。例年ならこの桜の花吹雪の中で始業式や入園式を挙行する予定でしたが、緊急事態宣言発令に伴い、再度延期という苦渋の決断となりましたこと、まずは心よりお詫び申し上げます。幼稚園の再開を心待ちにしている子ども達や保護者の皆さまに、新学期の新たな出会いを楽しみにしていただきたいと願い、始業式に配布予定のお便りと共に新クラス名もお届けいたします。

令和２年度は新入児６２名、年中と年長組に各１名ずつ転入児も加わり、１７４名となります。教職員も新たに５名が仲間入りし、総勢２４名が一丸となり、真心を込めて教育活動に尽力させていただきます。今年度もどうぞよろしくお願い致します。

新年中児たちは、昨年１年で友達とかかわる楽しさや集団で過ごす心地よさを堪能し、心身共に逞しく成長しました。きっとひとつ大きいお兄さんお姉さんとしてはりきってくれることでしょう。また新年長児たちは、幼稚園の代表として園行事をリードしてくれることでしょう。そして、今日まで家族の温かい愛情に包まれ成長してきた新入園児たちも、連休明けには入園の日を迎えます。それは楽しみな反面、中には慣れない環境に戸惑い、泣くこともあるかもしれません。でも、泣いても大丈夫です。小さな体ですが、内にはたくましい順応性や、育つ力が秘められていることに、私は毎年驚かされます。保護者の皆様には、子ども達が「幼稚園て楽しいな！」と心を開き、やがて来る「笑顔の登園記念日」を楽しみに、応援をよろしくお願い致します。

今、世界中の研究者が、目に見えない新型コロナウィルスと戦っています。一日も早い終息を共に祈りつつ、かわいい子ども達や皆の大切な命を守るために、手洗いの徹底やできる限りの感染防止に努めましょう。健康の三要素(栄養・運動・休養)を強く意識し、免疫力を高めることも大事です。非常時ではありますが、プラス発想で「親子の絆を深めるチャンス」と受け止め、明るく前向きに過ごすことも大事なことです。テレワークのお父様は仕事の話をしたり、段ボールを使っての基地作りやおやつ作り等、親子で工夫し過ごしてみましょう。時々は散歩に出かけて春の花を楽しみ、虫探しをするのも子ども達は大喜び！５月の連休明けまでお会いできませんが、教職員一同、皆様が明るく笑顔で日々過ごせますよう、祈り応援しております。

園長　岡田　喜