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園だより:2020年5月

園だより

『コロナの国難を、麗澤パワーで乗り越えよう!』

 桜の季節から若葉の眩しい季節となりました。学園内は、その新緑の中に赤いさつきや色鮮やかな春の花が咲き誇り、幼稚園の再開を心待ちにしているかのようです。

私たちも「子ども達は元気に過ごしているかしら?保護者の皆様もお元気かしら?」と、思いを馳せる毎日です。交代で預かり保育を担当しつつ、保育準備やインスタグラム配信など、少しでも子ども達や保護者の皆様が笑顔になれるようにと工夫を重ねる日々です。一日も早い終息を祈りながらも、長期戦を覚悟してWeb等を最大限活用し、充実した内容の配信ができますよう、これからも一同で頑張ってまいります。

先日、子育て真っ最中の後輩から、こんなメールが届きました。

「我が家の長男と次男たちは、宿題をするにも、ブーブー文句を言っており(笑)、学校がある方がマシだー、外に遊びにいきたいー、宿題なんてなければいいのにー、と毎日その繰り返しで、子どもたちにとっても試練の時だなと思っています。豪雨災害の時もそうでしたが、今回の新型コロナウィルス感染拡大にはどんな意味があるのだろう?と考えています。豪雨災害の時は、断水を経験しましたので、水の大切さを伝えるよいきっかけになりました。今回は、健康に過ごせることのありがたさや、ウィルスは人の生活にはなくてはならないものでもあるから、自分がそのウィルスに負けない体を作るためにはどうしたらいいのか?などの話をしています。マイナス面ばかりに目がいくと、気が滅入って疲れてしまうので、家族で過ごす時間が増えた喜びや、家の中でどうやったら楽しく過ごせるか、意見を出し合って工夫していくことなど、プラスの面を考えて生活していきたいと思っています。とは言っても、1日3食5人分の食事を毎日作るのは、本当に大変ですが(笑)」と、こんな文章でした。

3人の子育てに追われる中、この緊急事態を何とかプラス発想で乗り切ろうとする母の思いがひしひしと伝わり、私は胸熱くなりました。きっと保護者の皆様も同じ思いをお持ちでしょう。産経新聞の『コロナに負けるな』コーナーでも、「ウィルスとの闘いは長期戦。肩の力を抜くこと、不自由な生活にストレスを溜めないことが重要。何より、今あるもので何ができるか?どうすれば楽しめるのかという発想の転換をしよう!こんな緊急事態には、日常の日々に変化を持たせ、工夫を凝らす必要がある。」と書かれていました。もう少しの辛抱が必要となりますが、皆様の賢い知恵と工夫を結集し合い、麗澤パワーで乗り越えてまいりましょう!

園長 岡田 喜