『待ちに待った、幼稚園の再開！』

毎年この時期は、「わあ～！きれいね～！いい香り。」と大勢の来訪者や子ども達に優しく声をかけてもらえるバラ園の花たち。今年は人影もほとんどなく寂しそうです。バラの花たちも、幼稚園の再開はまだかと、心待ちにしているようです。

緊急事態宣言も解除され、長かった休園生活にピリオドを打つことができました。改めまして、ご進級ご入園、おめでとうございます！保護者の皆様には、長い休園へのご協力に心より御礼申し上げます。また、先日は担任との顔合わせへのご協力もありがとうございました。私はちょうど会議と重なり、全員の方をお出迎えできず申し訳ありませんでした。久しぶりに見る子ども達は、どの子も背が伸び、ひと回り大きくなっていて月日の流れを実感しました。「この３か月は、貴重な親子の時間となりました。」「待ちに待った幼稚園に、張り切って制服を着て来ました。」など、休園生活を前向きに過ごされ、久しぶりの顔合わせの日を楽しみにしておられたことが、皆さんの軽やかな足取りからも伝わってきました。無事に顔合わせを終え、私達もほっと安堵いたしました。今後はどんな感染防止対策をとるのかと、心配される声もいただきました。ご安心いただけますよう、感染防止ガイドラインを作成してお配りし、保護者の皆様と共に手を携えつつ、新学期を開始したいと思います。

手探りで開始したオンライン保育ですが、大勢の方に「色々と工夫をこらしていただいて！」と、ありがたいお声掛けをいただき、園の再開へのエネルギーとなりました。心より感謝申し上げます。毎日が保育参観のような緊張の中で、私達も画面を通して子ども達と繋がることができ、かわいい笑顔にどれ程、元気パワーをもらったことでしょう！心のドリルの話など、立腰の姿勢で胸に手を当て、目を閉じて聞き入る素直な子ども達の姿に、私達がかえって襟を正され、毎日の積み重ねの大切さも実感しました。また、どう伝えたら画面越しにこちらの思いを届けられるだろうかと、今まで以上に心を砕き、勉強となっています。そしてこの取り組みは、６月からの園生活の充実に、きっと繋がると確信しています。充分に満足のいく配信とはいきませんが、今後も試行錯誤しつつ挑戦を続け、子ども達の心育てに尽力してまいります。

再開後しばらくは、笑い声より泣き声の方が大きいかもしれませんが、園舎に活気が戻る喜びをかみしめつつ、一日も早く新入児たちが園生活に慣れてくれますよう、精一杯取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い致します。

園長　岡田　喜