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園だより:2020年7月

園だより

『新たな挑戦の中で膨らんだ、ピンクのハート!』

梅雨空の下で、色とりどりの紫陽花がいきいきと輝き、喜んでいるかのようです。
先日はじゃが芋掘りへのご協力をありがとうございました。全学年を親子にしましたので、予定通り実施したいと連絡を回したものの、当日は怪しげな空模様に突然の雨!ビニールハウスへの緊急避難もありましたが、保護者の皆様のご協力のお陰で無事に終了し、ほっと致しました。畑の土も柔らかで掘りやすく、たくさんのお芋を持ち帰りいただけて安堵しました。お休みを取られたお父様の参加も多く、土の感触を楽しみながら、お子様と収穫の喜びを味わっておられる姿は、1枚の絵になるような微笑ましい光景でした。また、年少の時は虫が怖くて、土を撫でるだけだった年長児が、夢中で掘っている姿には感動しました。帰り道では、相当な重さのじゃがいもをしっかり背負って歩く年少さんを見かけ、達成感や充実感など、収穫以上の喜びを味わえたことと思います。きっと夕食のじゃが芋は、最高のお味だったことでしょう!
6月は対面保育、オンライン保育、預かり保育の三本立てを、毎日果たしてうまく回していけるだろうか、子ども達は2日に一度の分散登園で、うまく園に馴染めるのだろうかと、私達も新たな挑戦の1ヶ月でした。が、そんな私達の心配をよそに、子ども達は逞しく園生活に慣れてきました。「もう、ぼく泣かないから!」と宣言をし、気持ちを懸命に切り替えようと頑張る年少さんや、「おうちがいい!」と、なかなか入室できなかった年中さんも、笑顔で入室できるようになりました。年長さんは、国旗当番や畑の水やりなど張り切って取り組み、園庭でたたずむ年少さんへ優しく声をかけたり、縄跳び等へ果敢にチャレンジしたり、年長児としての自覚が膨らんだのを感じて嬉しくなりました。目に見えないコロナウィルスに負けまいと、神経を使う私達大人の見守る中で、子ども達はマスクをする新たな生活様式にも慣れ、それぞれの壁を乗り越えようと懸命に頑張り、ピンクのハートを大きく膨らませた1ヶ月となりました。それもこれも、保護者の皆様のご協力のお蔭と心より感謝申し上げます。
先日、理事長先生が突然園を訪問して下さり、年長児が育てた野菜をお届けしたお礼にと、子ども達の大好きな“ドラえもん”の風鈴をプレゼントして下さいました。風の吹く日は、可愛い鈴の音が園舎中に響き渡ります。子ども達の成長を祈って下さる理事長先生の温かいお心が、涼やかな風鈴の音と共に伝わり、誰もが笑顔になります。盛夏の7月も、感謝の心で元気に乗り切ってまいります!

園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 友だちや保育者とかかわりを持つなかで、園でのルールを覚え、守ろうとする。
  • 自分の所持品を大切に扱う。
[年中組]
  • 基本的生活習慣や幼稚園での約束事を再確認し、みんなで守っていこうとする。
  • 夏ならではの自然や活動を楽しみ、興味を持つ。
[年長組]
  • 友だちと意見を出し合い、イメージを共有しながら活動に参加する。
  • 1日の活動の見通しを持ち、今やるべきことを考えながら行動する。

今月の徳育

[年少組]
  • ありがとうやごめんなさいを素直に言おうとする。
[年中組]
  • 友だちと遊べる喜びを感じ、同じクラスの友だちとのかかわりを楽しむ。
[年長組]
  • 相手の気持ちを考え、思いやりの心を持って行動する。