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園だより:2020年2月

園だより

『園児の成長する姿に、日々感動!』

3学期に入り、うさぎルームの子ども達が年少組の朝の会に、時折参加しています。1つ年上のお兄さんお姉さんの朝の会に一緒に参加し、真似をすることを通して入園への期待を胸いっぱいに膨らませてほしいと願っています。しぐさを真似するうさぎルームさんの傍らで、年少児たちが「僕を見て!」と言うように張り切って手本を示す姿を見て、私は年少児が1年で遂げた見事な成長ぶりに感動しました。この恒例行事は、年少児にとっても年中組に進級する自覚を促す貴重な体験です。朝の会の最後に、いつもは腕白な年少組男児が「よく頑張ったね!」と、にっこりと顔をのぞき込みながらうさぎルームさんの頭をなでる姿が、とても微笑ましくかわいかったです。
今の保育室で過ごすのも今学期だけとなりました。そこで3学期は感謝の心で過ごし、たくさんの「ありがとう」を伝え合おうと取り組んでいます。私が降園後に玄関を掃いていると、「園長先生、いつもお掃除をありがとう!」と声をかけてくれる年少児。また給食参観の日は、給食を届けてくれた食堂のお姉さんを素早く見つけて「おいしい給食をありがとう!」と声をかける年中児の姿に、感謝の心が育っていることを感じ嬉しくなりました。3学期から郵便屋さんごっこが始まったのですが、ペアの子ども達同士がお互いに「感謝の手紙」を書き合っているのは心温まる光景です。私もかっぱ郵便やぽんぽこ郵便に、何通もの「感謝の手紙」を届けてもらいました。
こうした感謝の心を育む取り組みは、子ども達の非認知能力である心の土台作りに大変重要だと考えます。それに加えて郵便屋さんごっこは、文字への興味関心を高め、相手に自分の思いを伝えたい一心で言葉を考えるので、知的能力を高めることになり、小学校に繋がる「学びに向かう力」も養われていきます。相手の顔を思い浮かべ、まずは丁寧に絵を描くことから始め、お便りを書く喜び、もらって嬉しい気持ちをたくさん味わい、郵便屋さんごっこを堪能してほしいと願っています。
お便りと言えば、今年も多くの卒園児から大活躍の年賀状が届きました。昨年度、「手帳甲子園」で優秀賞に輝いた某中学校のSちゃんは、手帳への挑戦に留まることなく、新たにバトミントンやドラムバンドに挑戦中だとか!また、サッカーの大好きなR君は大学を休学し、マルタ共和国でプロとしてプレー中とのこと!幼稚園時代に育んだ挑戦意欲を更に膨らませる卒園児たち。園児や卒園児の見事な成長ぶりに感動の日々で、教師冥利につきるなあと、感謝と感動で一杯の私です。

園長  岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 異年齢児や高校生との交流を通して、様々な人とのかかわり方に気付く。
  • 年中組への進級に期待を持ち、自分のことは自分で行うことを意識して過ごす。
[年中組]
  • 年長児への感謝の気持ちを持ち、友だちやペア児と協力して活動に取り組む。
  • 進級に向けての目標を意識し、自分で気づいて行動しようとする。
[年長組]
  • 社会との繋がりに感謝し、公共の場でのルールやマナーを守って過ごす。
  • 卒園を意識し、自主的に行動しようとする。

今月の徳育

[年少組]
  • ピンクのハートと黒いハートについて再確認し、思いやりの心を大きくしようとする。
[年中組]
  • 友だちを思いやり、相手が喜ぶことを考え、行動する。
[年長組]
  • 日本神話や日本の伝統文化について知り、感謝の気持ちを持つ。