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園だより:2016年10月

園だより

『実りの秋をむかえて』

 「先生見て!でっかいバッタ!ぼくが捕まえたんだよ!」あちらこちらで子ども達の歓声が上がっていた9月の園庭。夏休み中にぐんぐん伸びた草が、見事なバッタの住処となっていたのです。見せてくれた袋の中を覘くと、5cmほどの大バッタ…。これは、毎年夏に行われる「谷川で遊ぼう」で行くホワイトバレーにいるバッタと同じサイズです。今年は谷川が雨で、虫取りができなかったので、子ども達を喜ばせようと、谷川から飛んできてくれたのかしら?と思ってしまいました。

思わぬ大自然からのプレゼントが、もう一つありました。昨年の秋に植えた、理事長先生からの贈り物の栗の木”ぽろたん”に、かわいい実がついたのです!桃栗3年、柿8年…。私達はてっきり3年後のお楽しみだと思い込んでいたので、夏の暑い日、まだ小さな“ぽろたん”に青いいが栗を見つけた時は、本当に驚きました。今年は、手で触って楽しむ程度の収穫でしたが、それとは別に理事長先生より麗澤館で採れた栗を頂戴し、お弁当の時間に全員でいただくという嬉しいサプライズもありました。ほっこりとしたおいしい秋の味覚を子ども達と味わえたことに、心から感謝しました。

自然界の実りの秋と共に、子ども達にも“心と体の実りの秋”がいよいよ到来です!運動会、さつまいも掘り、年長組の筑波山登山等を経験し、どんどん逞しさが増していくであろう子ども達の成長が、今からとても楽しみです。

先だってご協力いただいた保育参観以降、幼稚園全体がすっかり運動会ムードです。おなかのすいたゾウさんたちに餌をあげた年少組の障害かけっこは、“かけっこを頑張るゾウ!”と気持ちが高まり、大玉ころがしやリレーは、次の走者にいかに早くボールやバトンをつなぐか、という競争心にもつながったようです。保護者や園児の声援を体中で感じながら、園庭を駆け抜けた年長児たちの嬉しそうな横顔や、“頑張れ~”と思わず手を出しそうになった年中児大玉転がしのかわいい姿が、忘れられません。

 れいたくオリンピック開幕まで、あと1週間です!リオのパラリンピックで肘の怪我の苦しみを乗り越え、悔し涙の後に希望に満ちた喜びの涙を見せてくれた国枝選手。あの涙の銅メダルは、「苦しく辛いことがあっても勇気を奮い起こし、逃げ出すことなく立ち向かっていけば、必ず道は開ける」ということを、私たちに教えてくれました。当日は、どんな涙のドラマが待っているのでしょう。金メダルをめざして精一杯頑張る子ども達に、熱い声援をよろしくお願いいたします。                                                                                                                                                         園長  岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 保育者や友だちと一緒に体を動かす楽しさを味わいながら、様々なことにチャレンジしようとする。
  • 活動や遊びの中で、少しずつ周りに目を向けて、友だちとの仲間意識を強める。
[年中組]
  • 秋の自然を感じ、実際に触れたり遊んだりしながら、変化を楽しむ。
  • 時間を意識して行動しようとする。
[年長組]
  • 目的に向かって、最後まで諦めず友だちと協力して取り組む。また満足感や充実感を味わう。
  • 遊びや活動の中で、見通しをもって行動する。

今月の徳育

[年少組]
  • 友だちとのかかわりや活動を通して、良いことと悪いことを考えようとする。
[年中組]
  • 活動を通して様々な感情を味わい、友だちと協力しながら、前向きに取り組む。
  • 相手の気持ちを考え、思いやりの気持ちをもってかかわる。
[年長組]
  • 友だちとのかかわりの中で、良さや違いを認め、互いに補い合う心を持とうとする。