園だより:2017年10月
『笑顔って、すてき!』
台風18号が過ぎ去った翌日、園庭の築山周辺は見事などんぐり広場となっており、子ども達はバケツを片手に目を輝かせて拾っていました。どんぐりケーキにどんぐりごはん、どんぐりスープ。台風の置き土産は、あっという間においしい食材に変身!どんぐり広場には笑顔があふれ、いつのまにかにこにこ広場となっていました。
笑顔といえば、年少組はこの2学期からお当番活動が始まり、どの子も笑顔で張り切って登園してきます。「見て!」と言わんばかりに、当番バッチのついた肩を前へ突き出しながら私に近寄ってくる子も・・・。昼食後に「○○組です。お便りありますか?」と、2人で仲良くかごを持って事務室へ来てくれるお当番さんの、なんと嬉しそうなこと!中には、少し緊張気味の子もいます。かごにお便りを入れてもらうと、にっこり微笑み、たどたどしい口調で「おじゃましました!」と言ってお部屋に戻っていきます。先生のお手伝いをする喜び、みんなの役に立つ喜びの体験は、回を重ねながら、子ども達の責任感や主体性をも育んでくれることでしょう。
9月の保育参観では、たくさんの応援をありがとうございました。お母さま達の笑顔の応援にパワーをいただき、子ども達は運動会に向けておお張り切りの毎日です。先だって年少組が、初めてかけっこをした時のこと。どの子もはじける笑顔でゴールの有希先生を目指し、走ることが楽しくてたまらない様子でした。本番もこのはじける笑顔で、広いグラウンドを駆け抜けてほしいと願っています。年中組のバルーンでは、声と心と力をひとつにして、新しい技“コップ”に挑戦しています。みんなの息が合わないと、うまくコップの形にはなりません。本番では、コップから覗かせる子ども達のかわいい笑顔を、ぜひ楽しみにしていて下さい。そして年長組では、憧れの旗体操やリレー、タイヤ引きなど、最後の運動会に向けて目を輝かせています。旗体操の練習では、耳を澄ませるとピシッという旗の音が聞こえるようになってきました。一人ひとりが個の力を発揮しながら、それが団結するとクラスや学年全体の大きな力に変わることを、体験を通して学んでいることでしょう。集中して取り組んだ後の、年長ならではの爽やかな笑顔、充実感、達成感あふれる笑顔…。想像するだけで、目頭が熱くなってしまいます。
いよいよ運動会も目前となりました。役員はじめ運動会係の皆様には、早朝よりのお手伝いに感謝申し上げます。当日は、子ども達のはじける笑顔、とびっきりの笑顔をお見逃しなく、温かいご声援をよろしくお願い致します。
園長 岡田 喜
保育のねらい
[年少組]
- 友だちや保育者と一緒に楽しみながら、様々なことに挑戦しようとする。
- 自分の気持ちを保育者と一緒に言葉で相手に表現しようとする。
[年中組]
- 行事や活動に積極的に取り組み、一人ひとりが自分の力を発揮する。
- 身近な秋の自然に触れたり、遊びに取り入れたりすることを楽しむ。
[年長組]
- 目的に向かって、最後まで諦めず友だちと協力し、達成感を味わう。
- けじめをつけ、最後まで話を聞く。また、自分で考えて行動する。
今月の徳育
[年少組]
- 友だちとのかかわりの中で、保育者と一緒に相手に気持ちに気付き、考えようとする。
[年中組]
- 自分の気持ちを言葉で伝える。また、相手の気持ちを考えた行動をしようとする。
[年長組]
- 相手の状況や気持ちを考えて、思いやりの心で助け合おうとする。