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園だより:2018年5月

園だより

『前向きな言葉がけ』

 今年は「なんじゃもんじゃ」の開花が例年より1週間以上も早く、子ども達の言葉を借りると“ブロッコリーがカリフラワーに変身”して真っ白の花をつけました。そばで年長組の揚げた鯉のぼりが悠々と泳ぎ、5月の爽やかな風の中で見事な光景です。

年少組が初めて玄関でお母さんと離れる日のこと。今年も泣く子が続出するだろうと覚悟して玄関に立っていると、「昨夜から大泣きだったのに、泣かずに入れました。」と涙を拭うお母さんや、「振り向きもせず園庭に飛び出していきました。」と、少々寂しげなお母さんの声も…。どの子も新遊具の「コッピー」や築山の滑り台で遊ぶのを楽しみに登園できた様子に、保護者の皆さんが前向きな言葉がけをしてくださったのだなと、心から感謝しました。また、「入園後より夜中に起きることもなくなり、朝までぐっすり眠るようになりました。」「わがままを言いがちで困っていたのに、入園してすっかり落ち着き、笑顔の娘になりました。」などの報告もいただき、新しくなった園庭で心を開放してのびのびと遊び込めているのだろうと、有難く嬉しく思っています。一方、新しい環境に戸惑って涙を見せた子たちも、日ごとに笑顔で過ごす時間が増え、お休み調べの時には誰よりも大きな声で「ハイ」の返事ができるようになり、思わず拍手をしてしまいました。進級児の中にも、仲良しの友達とクラスが分かれて気落ちした子もいたようですが、前向きな言葉がけでその気持ちを乗り越え、着実に一歩ずつ前進!新しい環境に順応していくたくましい子ども達の姿に、かえって私達の方が元気をわけてもらう、感謝の毎日です。

先だって、宮城県古川市にある古川商業高校の女子バレー部顧問だった国分秀男氏の話を聴く機会がありました。30余年前「高校女子バレー日本一」の熱き夢を抱いて着任し、無名の小さなバレー部を日本一に育て上げ、全国大会出場77回(うち全国制覇10回)と、全国にその名を轟かせた名将です。国分先生曰く、「仕事で結果を残し、人生で幸せをつかんだ人、いわゆる“成功した人”の共通点は3つ。①才能よりも努力の人②プラス思考の人③感謝の心の強い人。逆説的に言えば、人生で“失敗する人”の3つの共通点は、①才能があっても努力しない人②マイナス思考の人③感謝の気持ちのない人」とのことでした。感謝する事、プラス思考は“幸せをつかむ鍵”になります。子どもたちが幸せな人生を歩んで行けるよう、子どもに対してはもちろんのこと、大人同士もたくさんの感謝の言葉、プラス思考の言葉がけをし、それが自然にできる子に育てていけるといいですね。さらに幸せ溢れる麗澤ファミリーを目指し、共に協力していきましょう!

 園長  岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 好きな遊びを見つけ、安心して過ごす。また、楽しんで活動に参加する。
  • 持ち物の始末や、身の回りのことを自分でしようする。
[年中組]
  • 活動や遊びを通して友だちや保育者との関わりを楽しみ、安心して過ごす。
  • 正しい姿勢を意識する。また、自分のことは自分でする。
[年長組]
  • 相手の言葉に耳を傾け、様々な活動に主体的に取り組む。
  • 時間を意識し、今やるべきことを考え、行動する。

今月の徳育

[年少組]
  • 園での約束事を守ろうとする。
[年中組]
  • 異年齢交流を通して、年中としての自覚を持つ。
  • 園での約束やルールを守る。
[年長組]
  • 創立者について知り、今の環境への感謝の気持ちを育む。