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園だより:2018年4月

園だより

『ありがとうが言える子に・・・』

  色鮮やかな若葉の緑と色とりどりの花が、柔らかな春風に揺れる季節を迎えました。進級された保護者の皆さま、また新しく麗澤幼稚園の仲間入りをされた保護者の皆さま、ご進級、ご入園おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

「何組かな?誰先生かな?」と、わくわくした表情で始業式を迎えた進級児たち。保護者の皆様も同じ思いだったことでしょう。園舎に入るやいなや、チューブスライド付きの新遊具に、子ども達の目は釘付け!遊びたくてうずうずしていました。18のアイテムを楽しめるこの大型遊具は、色々な場所から登り、回遊して遊べます。チューブスライドから滑り降りるためには、まず、上まで上がる腕や足の力が必要です。早く滑りたい!と挑戦を繰り返すうちに、心も体もすっかり鍛えられそうです。

これまでご家庭の温かい愛情に包まれ、すくすく成長してきた新入の子ども達も、いよいよ入園の日を迎えます。初めて出会う大勢の友達や慣れない環境に戸惑い、泣いてしまう姿もあるかもしれません。でも、子ども達の順応性や育つ力を信じ「幼稚園は楽しい」と心を開く時を焦らずに待ち、自から動き始める手助けをしていきたいと思います。年少組テラス前にある楽しそうな遊具を見れば、きっと涙も止まることでしょう。必ずやってくる「笑顔の登園日」を楽しみにし、応援してまいりましょう。

ところで「麗澤」という園名には、私たち人間にとって思いやりの心を育てることが何よりも大切である、との創立者廣池千九郎先生の願いがこめられています。その願いに沿い、教育目標である「やさしく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」の育成に取り組んでいます。特に今年度は「ありがとうが言える子」の育成に力を注いでまいります。日々の園生活の中で、人、物だけでなく、自然や環境など周りのすべてのことを“当たり前”ではなく“有難いこと”として受け入れ、“ありがとう”の言葉が自然に出てくる子に育てていきたいと思っています。ご先祖様から命がつながって今の自分があることへの感謝をはじめ、手足が自由に動くこと、食べ物や着る服があることなど“ありがたいね、ありがとうだね”と、子どものそばで“つぶやく”・・・この日々のつぶやきが、子ども達の感謝の心を育んでいくように思います。園舎内に笑顔とありがとうの溢れる幼稚園をめざし、今年度も精一杯取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い致します。

岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 保育者や友だちに親しみ、安心して過ごそうとする。
  • 基本的生活習慣を知り、園生活のリズムに慣れる。
[年中組]
  • 新しい環境に慣れ、安心して過ごす。また保育者や友だちに親しみを持ち、一緒に過ごす楽しさを味わう。
  • 入園や進級した喜びを感じ、年中組としての自覚を持つ。
[年長組]
  • 進級した喜びや自覚を持ち、新しい友だちや保育者と楽しく過ごす。
  • 園生活の約束を確認し、意欲を持って活動に取り組む。

今月の徳育

[年少組]
  • 元気よく挨拶をする。
[年中組]
  • 園生活の流れを知り、基本的生活習慣を身につける。(新入児)
  • 新入児に対して、思いやりの気持ちを持って接する。(進級児)
[年長組]
  • 相手の気持ちを考え、思いやりの気持ちを持って行動する。