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園だより:2018年7月

園だより

『正しい食生活で、心も体も健康家族に!』

 紫陽花が美しい季節です。子ども達は、雨上がりの朝など道中でみつけたカタツムリを何匹も手に乗せ、「人参を食べたら赤いウンチをするんだよ。」と、得意気に教えてくれました。かぼちゃを食べたら黄色いウンチ、でしょうか?不思議です。

人間の体も、食べ物で作られていきます。毎日どんな食べ物を口にするかで、かわいい子ども達の健康状態に違いが出てくる、と言っても過言ではないでしょう。今月は、毎日の食生活について考えてみたいと思います。

6月半ばに光ヶ丘小学校で「幼保小連絡協議会」が開かれました。柏市南部地区の幼稚園・保育園・こども園・小学校の先生方が集まり、“小学校へのスムーズな移行”をテーマに、1年生の授業参観と懇談会が行われたのです。授業参観では、卒園児たちが張り切って授業に臨む姿に、成長を感じ感動しました。懇談会では、1年生の学年主任の先生から「今年の1年生は、身の回りのことはよくできるけれど、給食が食べられなくて苦労しています」という苦心談が出ました。小学校の給食は、どのメニューにも野菜がふんだんに入っているとのことです。幼稚園でも5月から給食を導入しましたが、同様に野菜メニューにお箸の進まない子の多さに驚いています。友達に励まされ勇気を出して食べてみると、意外と味付けがおいしくて、野菜を食べられる子もいます。ワイワイ楽しい雰囲気の中で苦手な野菜にも挑戦し、少しでも口にする経験を積み重ねながら、小学校の給食へ繋がればと思っています。

近年、偏食による栄養バランスの偏りや、柔らかい食品ばかり食べる、多すぎる間食、といった傾向を耳にします。そうした食生活の乱れは、自律神経の機能低下やホルモンバランスの異常を招き、「キレやすい子ども」「小児型慢性疲労症候群」「思春期挫折症候群」などといった、子ども達の問題に繋がることが危惧されています。野菜(特に食物繊維の多いゴボウ、大根、イモ類などの根菜類)を多くとる、インスタント食品は控えめにする、砂糖は取りすぎないようにする、朝食はきちんと食べるなど、ご家庭でもバランスのとれた食生活を心がけましょう。そして心も体も健康家族をめざしましょう。

先日の父母の日の集いでは、普段お忙しいお父様方も、子ども達と存分に触れ合え、更に親子の絆が深まったのではないでしょうか。ご参加ご協力に感謝申し上げます。プレゼント渡しのシーン、思い出すだけで目頭が熱くなります・・・。

園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 様々な遊具に、積極的に挑戦しようとする。
  • 夏ならではの活動を、友だちや保育者と一緒に楽しむ。
[年中組]
  • 幼稚園での約束を再確認し、守っていく。
  • 夏ならではの行事や自然を感じ、友だちや保育者と楽しさを共有する。
[年長組]
  • 共通の目的に向かって意欲的に取り組み、友だちと協力し合う喜びや達成感を得る。

今月の徳育

[年少組]
  • 優しい言葉を使おうとする。
[年中組]
  • 周りの状況や言動にあった言動を心がける。
[年長組]
  • 自分のことは自分で行う大切さを考える。
  • 相手の気持ちを考えた言葉遣いをする。