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園だより:2018年12月

園だより

『立腰教育の大切さに思うこと』

 学園内のあちらこちらにある紅葉が、真っ赤に色づいてちょうど見頃を迎えています。子ども達は、発表会の練習の合間に正門近くまで散歩に出かけ、銀杏の葉を雨に見立て、降らせて大喜びしていました。まるで“銀杏の木の妖精”のようで、可愛い姿でした。

2日間にわたり熱く繰り広げられた今年の発表会は、“全員出席”という喜びの中無事に終えることができました!これも保護者の皆様の健康管理のお陰と、心より感謝申し上げます。大勢のお客さんを前にして、緊張した中にも一生懸命な姿や張りきる姿を見せてくた子ども達。本番直前まで自分の台詞や振付に対して、どう表現したら伝わるだろうかと工夫を凝らした子もいたようです。本番の頑張りはもちろんですが、本番までの1ヶ月間の取り組みを収録し、ご覧いただけたら更に感動が増すだろうと、つくづく思った発表会でもありました。表現遊びや劇遊び、オペレッタには、それぞれ子ども達に伝えたい担任の想いが込められています。子ども達はその想いをしっかりと受け取りつつ舞台作りをし、担任との、また友だち同士の心の絆が、更に深まった発表会となりました。子ども達の今後の成長が、ますます楽しみです。

 さて、麗澤幼稚園では2学期より“立腰”を意識して園生活を始めました。子ども達は、椅子に座るとしばらくはよい姿勢を保てますが、すぐにそれが崩れてしまうことが私の大きな気がかりでした。何かよい方法はないものかと思っていた矢先、父母の会講演会でもお話をしてくださった高橋史朗先生より、立腰教育のお話をお聴きし早速取り入れることにしました。

立腰…それは腰骨を立てる、ということです。椅子に座る時は、足の裏をしっかりと床につけ、腰骨をピンと立ててすわります。背もたれは使いません。立腰がどうして大切かということも、絵本を通してわかりやすく子ども達に伝え、自ら立腰を意識できるようにと取り組み始めました。まだ習慣付くまでには至っていませんが、発表会の練習中、子ども達の集中力や持続力が変わってきたのを感じました。立腰の功徳十か条は、①やる気がおこる②集中力がでる③持続力がでる④話を最後まできくことができる⑤内臓の働きがよくなる(内臓を圧迫しないで全解放)⑥頭脳がさえる⑦行動が俊敏になる⑧バランス感覚が鋭くなり、相手を思いやる心が育つ⑨十歳以降から自分の決めたことをやり抜くようになり、自分らしさが出てくる⑩本番に強い人に成長する、とのことです。立腰が子ども達の習慣になるよう、取り組んでまいります。

園長  岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 生命の不思議さや尊さに気付き、身近な動植物を大切にする気持ちを持つ。
  • 身の回りの整理整頓や、保育室の掃除をし、綺麗になった喜びを味わう。
[年中組]
  • 身近な自然に触れ、遊ぶ中で生命の尊さや不思議さに気づく。またそのことを友だちと共感しようとする。
  • 自主的に整理整頓や身だしなみを整えようとする。
[年長組]
  • 冬に向かう自然の変化に興味関心を持ち、生活や遊びに取り入れて楽しむ。

今月の徳育

[年少組]
  • 正月や年神様の由来を知り、過ごしてきた一年間に感謝の気持ちを持つ。
[年中組]
  • 思いやりの気持ちをもって、友だちに接する。
  • 正月や年神様の由来を確認し、周りの人や物への感謝の気持ちを持って過ごす。
[年長組]
  • 1年無事に過ごせたことを振り返りながら、”おかげさまの心”を育む。
  • 人の喜ぶことを考える。