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園だより:2019年2月

園だより

『継続する力が、子どもを育てる』

近隣の小学校ではインフルエンザの学級閉鎖が相次ぐ中、園では罹患者が出ても広がらずに済んでいます。これは、保護者の皆様の徹底した手洗いやうがい、マスク着用等のご配慮のお蔭だと、心から感謝しています。このまま、春を迎えたいものです。

ところで、年始に卒園児からたくさんの年賀状が届き、立派に成長した写真やメッセージに、懐かしく嬉しい思いをさせてもらいました。その中に「勉強や生徒会活動そして囲碁部の部長として日々頑張っています。また、東京大会の代表として、手帳甲子園の全国大会に出場することになりました。」と書かれたSちゃんからの年賀状がありました。“手帳甲子園”とは何のことかと調べてみると、NOLTYプランナーズという会社が「自ら考えて行動できる力を身に付ける」ことを願い、中・高校生向けにオリジナル手帳を開発し、優秀な活用事例を表彰して広く紹介する、という大会のことでした。Sちゃんの通う中学校では、この手帳の取り組みが実施され、東京大会において高校生もいる中、中学生としてみごと優秀賞に輝き、全国大会出場となったのでした。ウェブでSちゃんのプレゼン動画を見て、堂々と発表する姿や発表内容に、感動しっぱなしでした①1週間の生活リズムを整える②自分自身を知る(気になる新聞記事をメモする)③自分の課題を解決するために活用する。この3つを目標に工夫を凝らし、徹底して手帳を活用しているSちゃん。プレゼンの最後に「計画通りに事が運ぶと、達成感と共にまるで時間を操っているかのような不思議な感覚を味わいました。この手帳は、自分を成長させるパートナーです。」と目を輝かせていたSちゃん。思わず「全国大会頑張れ!」と声を出してしまいました。

そんなSちゃんは、年少組の時はおとなしいお子さんでした。年中組になると積極性が出てきて、縄跳びに興味をもち練習を頑張っていました。年長組になると、努力することを楽しむようになり、“縄跳び頑張り表”はすべてクリアし、自己記録更新のためにひたすら跳び続けていました。おばあちゃまが「夕方遅くまで外で練習し、家の中でも練習するものだから居間の畳に縄の跡がついてしまって…」と、お迎え時に嬉しそうにお話されたことを思い出しました。小学校に行っても、縄跳びへの挑戦は継続中との便りが届いていました。まさに“継続は力なり”です。幼稚園時代に培われた頑張る心が大きく膨らみ、こんなふうに開花するとは!改めて、どの子にもある挑戦意欲を育て、応援していこうと心に誓いました。       園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 異年齢児や高校生との交流を通して、様々な人とのかかわり方に気付く。
  • 年中組への進級に期待を持ち、自分のことは自分で行うことを意識して過ごす。
[年中組]
  • 年長児への感謝の気持ちを持ち、友だちやペア児と協力して活動に取り組む。
  • 進級に向けての目標を意識し、自分で気づいて行動しようとする。
[年長組]
  • 社会との繋がりに感謝し、公共の場でのルールやマナーを守って過ごす。
  • 進級に向けての目標を意識し、自分で気づいて行動しようとする。

今月の徳育

[年少組]
  • ピンクのハートと黒いハートについて再確認し、思いやりの心を大きくしようとする。
[年中組]
  • 友だちを思いやり、相手が喜ぶことを考え、行動する。
[年長組]
  • 日本神話や日本の伝統文化について知り、感謝の気持ちを持つ。