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園だより:2019年3月

園だより

『“感謝の種”をみつけ、ありがとうを伝えよう!』

 アーチ門脇の紅白梅や研修館横の河津桜が、卒園を祝うかのように咲いてきました。

2月24日は、天皇陛下御在位三十年記念式典が開かれました。両陛下は、30年の長きにわたり国民に常に寄り添われ、国民と世界の人々の幸せをひたすら祈りつつ、ご公務を果たされました。被災地でひざまずきお励ましになっておられた御姿が、忘れられません。両陛下に心から感謝申し上げ、ご健康をお祈り申し上げたく思います。

気づけば、保育室からは「さよなら ぼくたちのようちえん」の歌声や「送ることば」を練習する声が聞こえ始めました。「卒園式まであと〇日…」と、年長児たちは様々な思いを持ちつつ残りの日々を過ごしている様子です。水曜日の午後の芝生は、別れを惜しむ大勢の保護者や子ども達で大賑わいです。子ども達以上に保護者の皆様方が、別れを惜しんでいるように私には感じられます。平和な日本、恵まれた麗澤の園(その)で、毎日の送迎を通してすっかり心打ちとけ合い、麗澤ファミリーとしてあたたかい交友関係を築いてこられた皆さん。そんな素敵な家族愛に包まれ支えられているから子ども達は情緒が安定し、クラスのみんなに心を寄せ、思いやりの心で支え励ましあうことができているのだと心から感謝しています。

最近、幼稚園では「〇〇のおかげだね。ありがたいね。」という子ども達の会話をよく耳にします。ことあるごとに担任も語りかけているのですが、何といっても保護者の皆さんがご家庭でたくさん語りかけて下さっているからだろうと、本当に有難く思っています。「人間は普通、幸せになったら感謝の心がわく、と思っていますが、反対なのです。感謝の心を持つから幸せになるのです。」と、NPO法人「日本を美しくする会」相談役の鍵山秀三郎さんも言っています。あるクラスでは「“ありがとう発見隊”になって、みんなでありがとうをみつけよう」という取り組みを続けているようです。友達のよいところ、してもらって嬉しかったことをみつけることに喜びを見出している子ども達。これからも“感謝の種”をたくさんみつけ、お互いにありがとうを伝え合い、“感謝のピンクのハート”を更に大きく膨らませてほしいと心から願っています。

 この1年、子ども達の心の成長の一瞬一瞬に携わることができ、その喜びを保護者の皆様と分かち合えたことは、私たち教職員にとってこの上ない喜びでした。至らぬ点も多々あったことをお詫び申し上げますと共に、父母の会の役員はじめ保護者の皆様の温かいご支援ご協力に、心より感謝と御礼を申し上げます。

園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 友だちと共通の遊びを通して、考えたり工夫をしながら楽しむ。
  • 様々なことが自分でできるようになったことに自信を持ち、進級への期待を高めながら過ごす。
[年中組]
  • 意見を出し合い、協力しながら自分たちの力で遊びや活動を進めようとする。
  • 進級への期待や自覚を持ち、けじめをつけて行動する。
[年長組]
  • 卒園する自覚を持ちながら最後の幼稚園生活を楽しみ、充実感を味わう。
  • 身の回りの様々な仕組みに興味を持って、疑問に思ったことを友だちや保育者と共有する。

今月の徳育

[年少組]
  • 年少組での1年間を振り返りながら、支えてくれた周りのひとたちに感謝の気持ちを持つ。
[年中組]
  • 1年間を振り返り、支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちに気づき、伝えていく。
[年長組]
  • 支えてくれた周りの人たちへ感謝の気持ちを伝える。