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園だより:2019年9月

園だより

『体験して、大きく育つ自信と喜び』

 今年のお泊まり会、盆踊り大会、水泳教室は、涼しい梅雨空のなか全て予定通り実施でき、笑顔のはじける楽しい夏の思い出となりました。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。水泳教室では、水嫌いで大泣きしていた子が、最終日には顔を水につけても平気に!わずか5日間の体験が、子ども達の心を成長させ感動しました。

梅雨明け後は連日猛暑で、次々と台風が発生。特に台風10号は大型で、四国を暴風域に日本縦断し、各地に大きな被害が…。ご実家やご親戚等大丈夫だったでしょうか。

その台風10号接近前に、私は柏の友人を案内し、10年ぶりに徳島の阿波踊りを見に行ってきました。友人の一人が、阿波踊りの踊り方の指導を受けて実際に踊ってみたいとのことで、「阿波踊り会館」でその体験をしてきました。まずは有名連の見事な特別公演の観覧です。勇壮な男踊りと指先までしなやかに揃った華麗な女踊りを堪能し、その後踊りの手ほどきを受けました。阿波踊りは、2拍子の賑やかな鳴り物のリズムに合わせて右手右足、左手左足を同時に出しつつ踊ります。頭で理解し、簡単に踊れそうだと思うものの、実際に踊ってみると、これが結構難しいのです。プロの踊り子さんを横目で見つつ、手を真似れば足がまごつき、足を真似れば手がチグハグ…。リズム感は多少あると自負していただけに、優雅どころかロボットのような動きになってしまう自分に、ショックを受けました。それでもめげることなく踊り続けるうちに、“踊る阿保に見る阿保 同じ阿保なら踊らにゃ損々”の気分となってきたのには驚きでした。阿波踊りの楽しい雰囲気が、かっこよく踊らねばというこだわりと欲を取り去ってくれたのです!体験して初めて味わった阿波踊りの醍醐味でした。これは、水泳教室で水を怖がる子が、熱心な指導と声援に促されて思わず水に顔を入れ、「できた!」という自信と喜びの体験に繋がるのと同じだ、と思ったことでした。相田みつをさんの「体験して初めて身につくんだなあ」という言葉が、心に響きました。街全体が舞台となり、ぞめきのリズムと熱気に包まれた桟敷席。400年余りの歴史をもち、日本を代表する伝統芸能のひとつである阿波踊りを、存分に堪能した徳島の夜でした。

子ども達も、夏休みの間に楽しい経験をたくさんしたのか、ひと回り大きくなって登園してきました。2学期は、行事をひとつずつ体験しながら、更に心身が逞しく成長していく学期です。保護者の皆様のご協力や励ましをいただきながら、共にその成長を喜びあっていきたいと思います。今学期よろしくお願い致します。

園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 運動会への期待を持ち、楽しんで活動に参加する。
  • 自分の気持ちを言葉で伝えることの大切さを知り、伝えようとする。
[年中組]
  • 友だちとのかかわりの中で、様々な考えがあることに気づき、話し合う大切さを感じる。
  • 運動会に向けて意欲的に練習に参加し、友だちと協力する楽しさを味わう。
[年長組]
  • 運動会に向けて自分の力を発揮し、クラスで協力して取り組む楽しさを味わう。
  • 意見を出し合って、活動を進めていくことの大切さを知る。

今月の徳育

[年少組]
  • 命の繋がりについて再確認し、ご先祖様への感謝の気持ちを持つ。
[年中組]
  • 命の繋がりを知り、ご先祖様や祖父母へ感謝の気持ちを持って過ごす。
[年長組]
  • 命の繋がりや有難さを感じ、ご先祖様や祖父母へ感謝の気持ちを伝える。