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園だより:2019年冬休み

園だより

『2学期の終わりによせて』

園舎前のもみじや銀杏もすっかり紅葉し、落ち始めました。銀杏の葉を握りしめ、吐く息が白いのを不思議がって登園してくる子ども達を見ると、深まりゆく冬を感じます。

先日の発表会では、たくさんのご協力と子ども達へのお褒めの言葉をありがとうございました。1ヶ月にわたる発表会への取り組みを終えて、どの子も達成感を味わい、自信をつけ、ひとまわり大きく成長したなと感じます。年少・年中児の大好きな年長児が、オペレッタを演じ楽しませてくれた反響は大きく、発表会ごっこでは、年少男児が白雪姫に変身して大喜びでした。また、オペレッタを通して日本神話の世界に興味を持ち、「やまたのおろち」の絵本を借りる年中児もいました。絵本の読み聞かせでは味わえない物語の面白さや内容を、オペレッタを通して感じとることができたようです。発表会の出し物には、そのひとつひとつに子ども達へ伝えたいメッセージが込められています。そのメッセージを、演じた子ども達だけでなく全園児で共有し合えたことは本当に嬉しく、発表会のねらいが達成できたと、改めて感謝しています。

発表会の余韻が残る中、13日には麗澤高校吹奏楽部によるクリスマスコンサートも開かれました。みんなのよく知っている“クリスマスソングのメドレー”と“夢を叶えてドラえもん”の演奏に、子ども達は心躍らせ、手拍子交じりの大合唱!高校生たちも「まさか、こんなにノリノリで歌ってくれるなんて!」と感動していました。

そして17日には突然、あわてんぼうのサンタさんが幼稚園に来てくれたのです。どの子もサンタさんの夢の世界に引き込まれ、年少児の中には、驚き過ぎて放心状態の子もいました。夢のような時間は瞬く間に過ぎ、「また来るからね!」と、そりに乗って帰っていったサンタさん。園庭にくっきりと残ったそりの跡に、帰っていく鈴の音がいつまでも耳元から離れない、素敵なクリスマス会となりました。

いよいよ明日から冬休みです。大きな事故や怪我もなく、無事に2学期が終えられることに感謝申し上げます。子ども達の楽しみなクリスマスが終わると、新年を迎える準備も始まることでしょう。ぜひお子様と一緒に準備を行い、その経験を通して素晴らしい日本の伝統や文化を伝えていってほしいと願っています。子ども達は、拭き掃除も大好きです。積極的にお手伝いを頼み、家族の一員としての役割も担わせてあげて下さい。年神様がどのご家庭にも幸せを運びこんでくれ、ご家族お揃いでよい新年を迎えられますよう、心よりお祈り申し上げます。

園長 岡田 喜