園だより:2020年11月
『実りの秋には「まんりょう」も成長し、“500号“に!』
子ども達が目を輝かせ、おお張り切りで取り組んだ運動会から、はや1ヶ月。お家の人にたくさん褒めてもらい、充実感や達成感を味わって自信をつけたのでしょう。登降園時の挨拶の声が、以前よりも大きくなった子が増えて嬉しく思っています。園庭遊びも活発になり、鬼ごっこの足の速くなったこと!また、チャレンジカードを片手に、次々と目標達成シールを貼って喜ぶ子ども達。年少組やりんご組さんも友達同士の会話をはずませながら遊んでおり、心身共に成長した“実りの秋”を感じます。
まさに芋ほり日和、という日に実施した芋ほりでは「見てみて!バクダンお芋だ~!」と、ビッグサイズのさつま芋が見つかるたびに、子ども達や保護者の皆さんから歓声が上がり、驚きの笑顔がこぼれました。畝によっては、脇の堅い通路側へ根を伸ばして育った芋もあり、シャベルやスコップを使っての大格闘!まるで宝探しをしているようでした。
このコロナ禍で、親子でのさつま芋掘りとなったため、初めて芋掘りを体験したという保護者の方もいらしたようです。翌日には「お芋おいしかった!」との声も聞かれ、畑でもそれぞれの食卓でも“収穫の秋”を親子で満喫していただけたようで本当によかったです。
週明けに年長組が「園庭で焼き芋パーティーをしてもいいですか?」と尋ねてきました。「落ち葉がたくさん必要だよ!集められる?」「できる~!!」という訳で、全園児で落ち葉集めから開始した焼き芋パーティーでした。フートンにぎっしりと落ち葉を集めてきた年長組は、帰園早々さつま芋を洗って、新聞紙とアルミホイルで包み、手際よく準備を進めてくれました。そして焚火の中へ入れて待つこと1時間。落ち葉にいぶされ、しっとりと甘い焼き芋ができあがりました!園庭にシートを広げ、焼きたてのお芋をほおばった時の、なんとおいしかったこと!!石焼き芋も作りましたが、園庭の焼き芋の方が、香りがあって大人気でした。今年はバス遠足に行くことができませんでしたが、皆で協力して初の焼き芋パーティーを実施でき、よい思い出の一日となったことに心から感謝しました。
今月号で園だより「まんりょう」は、記念すべき500号です!昭和55年に麗澤幼稚園が開園し、初代園長の久野和雄先生の1号から歴代の園長先生に脈々と巻頭文が継承され、開園40周年を迎えた今年、とうとう500号となりました。子ども達に「思いやり・感謝・自立」の3つの心を育む麗澤教育は、久野園長先生以来一貫して継承されています。来春より新たな英語教育施策も始まりますが、この幼児期にこそ大事な「子ども達の心の根っこを育む麗澤教育」は、どんな時代や社会情勢になろうとも、変わることなく継承してまいります。
園長 岡田 喜
保育のねらい
[年少組]
- 友だちや保育者と一緒に、表現する楽しさを味わいながら、けじめをつけて練習に取り組む。
- 状況に応じた言葉で、自分の気持ちを伝えようとする。
[年中組]
- 秋ならではの活動を楽しみながら、自然の変化に興味を持つ。
- 発表会に向け友だちと表現する過程を楽しみながら、1つのものを作り上げる充実感を味わう。
[年長組]
- 友だちと話し合いながら、イメージを共有し、作品を作り上げる楽しさを味わう。
- 戸外での活動を通して、秋の自然を楽しみ、季節の移り変わりを感じる。
今月の徳育
[年少組]
- 自分がしてもらって嬉しかったことを相手にしようとする。
[年中組]
- 友だちにしてもらったことに対して、素直に感謝の言葉を伝える。
[年長組]
- 周りの人の役に立つことを喜び、率先して行動しようとする。