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園だより:2021年2月

園だより

『心をひとつにして集う、国旗掲揚』

「園長先生、見て!」と、噴水でみつけた氷のかけらを手に、登園してきた男児。「園庭のプリンカップの水も凍ってたよ!」と伝えると、目を輝かせて保育室へ一目散に!この時期だけの大自然からのプレゼントを、今日も満喫する子ども達です。
始業式の日、「3学期は、ありがとうの心を大きくしましょう!ありがとう探しをしてたくさんありがとうを伝え、ありがとうの気持ちで過ごしましょう!」と放送をしました。すると、チャボの水替えをしていると、早速「園長先生ありがとう!お手伝いをしようか?」の声や、「毎朝玄関で、お迎えしてくれてありがとう!」等、次々と感謝の言葉が届くこの頃です。感謝の心は、使えば使うほど大きくなります。子ども達と共に感謝の心や言葉、そして笑顔の溢れる園をめざし、取り組んでまいります。
ところで、毎朝玄関での子ども達の出迎え後は、園児と一緒に国旗と園旗を揚げるのが私の日課です。園庭に出ると「日本の旗と幼稚園の旗を揚げます。年長組のお当番さんは、国旗ポールの下に集まって下さい。」の放送で、お当番さんが駆け付けます。時には「僕もお当番!」と、年少や年中組のお当番さんも駆けつけてくれます。そんな時は、「ありがとうね!じゃあ、ここに立って綺麗な声で「君が代」を歌ってくれる?」とお願いします。先日から、年長組から年中組へと国旗当番の引継ぎが始まりました。年中組のお当番さんが、やっと自分の出番がきたといわんばかりに、大喜びで駆けつけて年長児と一緒に掲揚をしています。ふと園庭全体を見回すと、園児全員が旗を見守りながら「君が代」を歌っているのです。確か2学期までは、周りを気にせず遊んでいる子があちこちにいました。それが今は整然と立ち並び、国歌を歌う見事な光景です。歌い終わると「今日も一日よろしくお願いします」と頭を下げる姿に、私は大きな感動を覚えました。毎日続けることの大切さを、改めて感じた朝でした。
国旗掲揚は、日本という素晴らしい国に対する誇りと感謝の心をもった子に育ってほしい、との願いを込め、「形から入り心を育てる」ということで取り組んでいます。2月11日は、建国記念の日です。初代の神武天皇がご即位され、国を始めたとされる紀元前660年から数えて、今年は2681年目となります。間断なく続いてきたご皇室の存在あってこその日本です。この素晴らしい日本で暮らせることに感謝し、将来、日本国民としての誇りをもち、貢献できる人に育ってくれることを願いつつ、これからも国旗掲揚の時間を大切に過ごしてまいります。

園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 自分の意見を相手に伝え、友だちの意見にも耳を傾けようとする。
  • けじめをつけて活動に参加する。
[年中組]
  • 周囲に目を向けながら、戸外で身体を動かして遊ぶ。また、手洗いうがい消毒をきちんと行う。
  • 進級に向けての目標を意識しながら過ごす。
[年長組]
  • 友だちとのやりとりの中で、様々な意見に触れ、考える力を高めていく。
  • 自分の思いを言葉で表現する大切さを再確認し、相手への伝え方を工夫していく。

今月の徳育

[年少組]
  • 困っている時は互いに助け合う。
[年中組]
  • 年長組への感謝の気持ちを持ち、みんなで協力しながら活動に取り組む。
[年長組]
  • 失敗を恐れずに、自分の力を信じて活動に取り組む。