園だより:2022年6月
子育ての森「どんぐり」がオープン!
幼稚園舎の前にあるバラ園では、赤、黄、白、ピンクのバラが競いあうように咲き誇っています。園児の送り迎えや、学園を訪問する人の目を楽しませ、心を癒してくれています。なかなか時間が取れないかもしれませんが、少し時間を作って鑑賞してみてはいかがでしょうか。きっと心が落ち着き癒されると思います。
先月5月9日に、子育ての森「どんぐり」が無事にオープンしました。「どんぐり」は、どんぐりのように小さな子ども達から、パパ・ママ子育て世代の方々、おじいちゃん・おばあちゃんまで様々な世代の方々が、子育てを通じて集まり、賑やかで豊かな森となるようにとの願いを込めて命名されました。
子育ての森「どんぐり」では、未就園児対象の「うさぎルーム」や「満3歳児保育」を実施する保育室3部屋を設置しています。また、「どんぐり」内には子育て支援のためのホールも整備し、未就園児の遊戯室としての利用だけでなく、近年保護者の方々から要望が高まっている「預かり保育」もより広いスペースで実施します。時代の流れにあわせて、幼児教育の多様化、低年齢化の需要にしっかりと応えていきたいと思います。
さて、6月4日は、創立者・廣池千九郎先生のご命日にあたります。先日、年長組の子ども達は「幼稚園を創ってくれ、私達のことをいつも見守って下さってありがとうございます。」との感謝の心で、幼稚園を代表して廣池先生の墓参に行ってきました。深緑の樹木が立ち並ぶ神聖な空気の中、木漏れ日の差す緑のじゅうたんの小道をゆっくりと千九郎先生の墓前まで歩きました。墓所には「とこしべに 我たましひは 茲に生きて 御教守る人々の 生れ更るを祈り申さむ モラロジーの父」という石碑が建っています。千九郎先生は「心の入れ物である体は、やがて亡くなってゆく。御教とは最高道徳じゃ。守るとは実行じゃ。また、生まれ更る(更生)とは、幸せになって下されと祈っているということ。モラロジーの父とは、諸君たち門下生の親という意味じゃ。」とおっしゃり、これを「辞世の句」として遺して下さいました。園の教育目標は「優しく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」です。千九郎先生はこんなよい子に育つようにと、今も私達に向かい祈っていて下さるのだと、子ども達と共に深い感謝の思いを抱きました。
園長 中澤 裕隆
保育のねらい
[年少組]
- 集団生活において、決まりを守ることの大切さを知る。
- 気候に合わせて、水分補給をしようとする。
[年中組]
- 園生活におけるルールの意味や必要性を理解し、意識して行動する。
- 相手の気持ちや考えに気付き、折り合いをつける大切さを知る。
[年長組]
- 文字や数字に興味関心をもち、理解を深めようとする。また、時間を意識して行動をする。
- 身の回りの整理整頓を自ら意識し、徹底して行う。
今月の徳育
[年少組]
- 「ありがとう」の言葉を伝え合う喜びを感じる。
- 両親への感謝の気持ちを育み、言葉で伝える。
[年中組]
- 両親への感謝の気持ちを育み、言葉で伝える。
[年長組]
- 自分が支えられていることに気づき、感謝の気持ちで恩返しをしようと前向きに取り組む。