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園だより:2019年7月

園だより

『ピンクの紫陽花のように、大きくたくましく育ってね!』

今年も園舎前には、ピンク色の紫陽花が見事に咲いています。この紫陽花は、前園長の石川先生が、在任中に植えて下さったものです。あれから6年ほど経ち、しっかりと根付いて背丈も高くなり、立派な紫陽花に育ってきました。

毎年、この紫陽花がピンク色の花をつけ始めると、「子ども達の“心の根っこ”を、しっかりと育てなさいね!」と、歴代園長の声が聞こえてくる思いがする私です。
先日、年長のつき組が東中新宿保育園を訪問し、交流しました。顔合わせの後、2つのダンスをしたのですが、その1つは、2020応援ソングの「パプリカ」というダンスでした。「幼稚園のお友達でも、踊れる人は前に出てきて下さい。」の呼びかけに、男児1人を含む3人がさっと出て行き、保育園児の代表と共に見事なダンスを披露してくれました。その後「猛獣狩り」のゲームをした時に、こんな嬉しい場面がありました。「猛獣狩り」は、動物の名前の文字数だけ、保育園と幼稚園の混合で人数を集めるというルールだったのですが、あるグループで5人のところを、6人集まってしまいました。すると保育園児同士が、「〇〇君、出て!」「いやだよ。〇〇君が出てよ!」と、お互いを押し出し始めたのです。どうなるかなとハラハラしながら見守っていると、ダンスを披露したつき組男児が、「いいよ、僕が出るから。」と優しく声をかけて立ち、人数のそろわないところを捜して出て行ったのです!目の前で起こった問題をどうやって解決したらいいかと考え、優しい思いやりの心で勇気を出して行動を起こした男児に、思わず心で拍手!傍に行き、「えらかったね!」と声をかけたことでした。年少組の時は恥ずかしがり屋さんで、朝のおはようの挨拶も照れくさくてしかたなかった男児が、こんな行動をとれるほどに成長したのかと、胸熱くなった出来事でした。

また、別の日には、ある年少組のお母様から「先生、うちの娘、夕方お風呂に入ると、なぜか大きな声で“君が代”を歌うんです!もう、近所中に響き渡っちゃって…(笑)近所のご年配の方から、幼稚園の時から君が代を歌えるなんて素晴らしいことだわね、と言われました。」との話をお聴きしました。日本という素晴らしい国に生まれ育っていることが、今はまだ実感できなくても、国歌である「君が代」が年少児の心の根っことして、しっかりと育ちつつあります。

これからも園児たちが、ピンクの紫陽花のように大きくたくましく育ちますよう“心の根っこ育て”に頑張ってまいります。

園長 岡田 喜

保育のねらい

[年少組]
  • 身支度や玩具の片付けなど、自分のことは自分でしようとする。
  • 友だちや保育者と一緒に、夏ならではの活動を楽しむ。
[年中組]
  • 友だちとのかかわりの中で、相手の気持ちに寄り添った行動をしようとする。
  • 身の回りのことを自分で行いながら、健康や安全の習慣を身に付ける。
[年長組]
  • やるべきことや自分の役割を自覚し、主体的に行動する。
  • 友だちと話し合いながら、協力してやり遂げる達成感を味わう。

今月の徳育

[年少組]
  • 絵本や身の回りの物を大切に扱う。
[年中組]
  • 様々なことに粘り強く取り組もうとする、たくましい心を育む。
[年長組]
  • 友だちのいいところを見つけ、相手に伝える。